中山道テクテクラリーまとめ記事

恵那山麓にてつれづれに

夜明け前のここ中津川の郷は、三日月が風に揺れて泣き笑いしている。この木曽谷に出る月に問いかけて島崎藤村は『夜明け前』を書いたのだろう。思うにわたしも藤村の影響を受けた一人かも知れぬ。藤村は木曽路と言う狭い土地柄(世界)を描写しつつ自由、解…

2011年5月8日(てくてくラリー中山道20日 目)ー大井宿にて

馬籠は深い眠りにあった。天気予報どおりか、雲に覆われた恵那山のシルエットが水墨画のように美しい。雨を警戒しての東屋での一夜、テントと違い開放感に心身とも軽やかだ。馬籠の急なる石畳をまだ覚めやらぬ旅籠一軒一軒の様を楽しみながらくだる。昼間の…

Fw:到着式に出席する予定

田中祥介&裕美ご夫妻より5月21日(日曜日)午後3時からの京都三条大橋での『てくてくラリー中山道』到着式に出席できるようにしたいとの嬉しい知らせが飛び込んきたので転送します。ブラボー、後藤實久ーーーーーーーーーーー------------- 後藤様 安中…

Fw: 余韻を残しての日曜礼拝

先日行われた安中教会での献花式でお世話いただいた真下東雄さまからのその後の日曜礼拝の様子をお知らせいただきましたので転送いたします。後藤實久--------------ーーーーーーー先日は色々ありがとうございました。 本日の日曜礼拝は、その時の余韻を残し…

2011年5月7日通算20日目午後4時38 分ー馬籠宿にて報告とスケジュール

今にも降りだしそうな雨雲が木曽谷に低く垂れこめていた。千体観音堂での一夜は問答道場の観を呈した。眠りについても離れぬ禅問答、思考の一点が大きく膨れあがり、己がこの得体の知れぬ世界にはまり込んでいく。もがけばもがくほど絡み取られていくではな…

ああわれいまここに至福をえて真なり

嗚呼(ああ)われいまここ 中山道木曽路にありて 三留野(みどの)宿 千体観音堂 一刻院に 一心を托しおる 坐して 瞑目するに 時止まりて われまた 即身成仏の一体となるを観ずる 千体観世音の心音 宇宙に歌いて わが命と融合してやむことなし 闇に浮かびし …

2011年5月6日(19日目)報告と明日のスケジュ ールー三留野宿(みどのにて)

ここ木曽路では夜桜がいい。今晩は三留野宿の南木曽(なぎそ)JR駅近くのSL公園で三人(祥ちゃん、ワイルドローバー君、サンちゃん)の花見としゃれこむとする。田舎のスーパーで豆腐、餃子、いなり寿司、レタス、苺、野菜のにぎり揚げとビールを仕入れ…

2011年5月5日(中山道てくてくラリー18日 目)後期徒歩行程会社ー須原宿

中山道の旧道に咲く名も無き野の花たちが子供の日を祝って大合唱、風の川を泳ぎまわる元気な鯉のぼりたちはその逞しさを競い、おんなの子たちはお釈迦さまを祝う花の日を子供の日に変えてもらって嬉しくてうれしくて須原宿の水舟を花一杯に飾ってる(木曽の…

Fw: Re: 安中教会『新島先生感謝記念献花式』に立ち会って

安中教会代表世話人 真下東雄さまよりのお便り-------------- 後藤實久様 神様は後藤さんや桑原さんの情熱にお応え下さいました。 何度も申し上げましたが、お二人のやる気に対して、教会側はいま一つ盛り上がりに欠けるところを感じ、当日を迎えるまで不安…

Fw: わくわくランドin安中『献花式』(追記)参加レポ ート <黒木記>

黒木保博さんの献花式レポートを転送します。 -------------- 後藤先輩 京都に戻りました。3日から今朝までたいへんお世話になりました。いつもながらのご高配をいただき、心からの御礼を申し上げます。たぶん後藤先輩からの公式レポートがあるかと思います…

2011年5月4日 安中教会『新島先生感謝記念献 花式』に立ち会って

神よりのやすらぎをえている。ここちよい疲れだ。いま安中教会での献花式に出席したあと『中山道てくてくラリー』の中間宿場、須原宿へもどる木曽路の鈍行列車の座席に身を沈めている。列車が揺れるごとに献花式での桑原専慶流家元の一動一息が伝わっくる。…

サウジアラビアと中山道のラブコール

岡本武さん、遠くサウジアラビアの地より同志社ローバー創立50年記念イベント『てくてくラリーIN中山道』徒歩部隊へのご声援有難うございます。砂漠の地より大名や侍、町人の歩いた中山道への時を越えたメッセージうれしく受信しました。わたし(後藤)…

出発式関係写真

写真説明 1ー東京駅八重洲北口にて向かって左より長岡、後藤、佐伯(5/1東京スタッフ), 2ー日本橋にて長岡、後藤、藤田(5/1出発式),3ー『中山道復路てくてくラリー』隊長/後藤(本隊出発4/10日本橋にて) 4ー副長/田中祥介 5ーテント等野外道具一式…

日本橋は静かな時が流れてますー2011年5月1 日『てくてくラリーIN中山道』出発式

日本橋は静かな時が流れている。今にも雨が降りそうな空、生暖かい5月の風が吹いている。今から半世紀前、わが同志社ローバーのもののふ(武士)ども二十数名が京都三条大橋を発ち、ここ日本橋を目指した。踏破の喜び、制覇の歓喜、灼熱に打ち勝った精悍な…

Fw: Re: 前半、お疲れでした

-------------- 後藤實久さま 前半の行程無事終了、お疲れ様でした。元気な 頃はご当地の名物を食べずに旅ではないと豪語し、体力的に辛 い事は極力さけていた祥介が、提案したとは思えないテント・ 食生活にお供させていただいて、ありがとうございました。…

ブログ管理運営有難うございます

ブログ管理運営担当西脇さま、テントの中でヘッドライトの明かりの中で打つメール大変な作業なんですね。老眼鏡をかけ間違い間違いしながら、眠気との戦い壮絶な闘いでした。特に写真は小さすぎて送ったのかどうかわかんない。いや参りました。寝る時間をさ…

前半、お疲れでした

田中祥介君へ、中山道てくてくラリー前半お疲れさま。思ったより山岳地帯が多く、手指が痺れた零下の世界、吹雪いた峠越え、雨音に目覚めたテントの中、いろいろ困難な踏破だったけれど、日本橋での桜の満開から前半全行程が桜吹雪が途切れることなくわれわ…

2011年4月26日(17日目)スケジュール&中山道 前半最終報告

初めての朝寝坊、テントを片付け、洗濯物を取り入れ木曽福島宿を後にしたのが7時、上松宿を経て須原宿に午後3時50分、これで『中山道てくてくラリー』全行程の前半が終了した。ここJR須原駅に自転車を残し、荷物だけを背負って中央本線に乗る。休養日二日…

2011年4月25日(16日目)報告(中山道てくてく ラリー)

朝4時30分テントを叩く雨音で目を覚まし、5時30分出発。雨次第に激しくなり、奈良井宿に着いたときは雨が雪に変わり、丁度標高1200Mの鳥居峠に挑戦中。山は雪化粧、この道中での最難儀とあいなった。しかし藪原宿、宮ノ越宿と過ぎるにつけ天気も回復、中山道…

てくてくラリー出発式参加者数に関する確認

藤見さま、佐伯さま、長岡さま、お世話さまです。 5月1日の日本橋でのラリー出発式への参加者がおられましたら人数とお名前を知らせて下さい。申込最終日にはお一人もおられ無かった(後藤を除いて)と記憶しますが、念のためお知らせ下さい。もしどなたもお…

2011年4月25日(16日目)スケジュール

お早うございます。本日の予定としては、天気次第。雨がぱらつく様なら安全をきして、標準行程に従い、無茶はよすつもり。まず野営地である『道の駅ならかわ』近くの奈良井川岸を出発し、奈良井宿、藪原宿、宮ノ越宿をへて木曾の福島屋まで行きたい。雨だと…

4月24日(15日目)中山道てくてくラリー報告

朝5時30分塩尻峠廃屋設営地を出発。休養日をとったためかちょっと張り切っているようだ。昨日の豪雨が嘘のように快晴、だが手指が痺れるほど気温は下がっている。塩尻峠のなんときつい坂であることか。荷物を積んだ自転車がこんなに重いとは、いささかバテた…

2011年4月23日報告

お昼頃まで待ったが雨止まず、大雨のため中止。休養日に切替、同じ設営場所に留まる。明日、4月24日に今日と同じスケジュールをこなすこととする。弥次喜多

2011年4月23日(14日目)スケジュール

お早うございます。中山道てくてくラリー『星の巡礼』を続けけるサンちゃんとショウちゃんとワイルドローバー号(自転車の名前)の三人の『星の王子さま』は今日も元気に塩尻峠を出発します。天気予報は曇り後時々雨、行程は変更もあるかも。本日の行程は塩…

2011年4月22日(13日目)報告

和田峠より旧中山道(谷川沿いの雑木林)を下る、国道は歩道がなく大型車が多く危険。しかし昔の旅人の苦労や山の中の茶屋での情報交換など楽しい場面も知り得たような気がする。なんと言っても健脚だったと言うことだ。それぞれの人生にあった旅を楽しんで…

2011年4月22日(13日目)スケジュール

お早うございます。今日は和田峠から下って下諏訪宿へ向かう予定。日本橋から200Kを越え、弥次喜多の体も歩きに慣れてきたようだ。露営も楽しめるようになってきた。今後はてくてく旅のスケジュールおよび報告は『同志社ローバーOGOB会』のホームページ…

2011年4月21日(12日目)報告

今朝、笠取峠標高877Mを朝7時30分出発、薄雲後快晴、目標到達 和田峠標高1175M地点に午後4時40分に到着する。徒歩23KM所要時間9時間11分であった。長久保宿、和田宿を経て現在地に到着し、無人の茶屋本陣軒下を借りてテントを張る。坂の上り下りに加え、盆地…

2011年4月21日(12日目)スケジュール

お早うございます。標高887M笠取峠露営地はまだ春来たらずだ。実に寒い、凍えそうだ。あまりの寒さにテントの空気孔を閉めて寝てしまい、案の定呼吸による水分が天井から落ちて寝袋を濡らしている。さて、今日はどこまでかな? 歩きに慣れてかたのでスケジュ…

2011年4月20日(11日目)報告

今朝、追分宿を出発するときはアラレやヒョウが降り、強風に縮み上がるおもいがしたが、午後からは晴天、脚が軽やかに運んだ。気がついたら本日のスケジュールを大幅に消化し、小田井宿、岩村田宿、塩名田宿、八幡宿、望月宿、芦田宿を通過し標高877Mの笠取…

2011年4月20日(11日目)中山道てくてくラリー スケジュール

一日中降り続いた激しい雨もようやく止んだようだ。われわれ弥次喜多にとっては休息のための恵みの雨であったと感謝している。ここ浅間高原は近くの小山にも残雪があり朝かたは急に寒さが身にしみてくる。オイルヒーターを点けて暖をとっている。さて今日の…