2011年4月22日(13日目)報告

和田峠より旧中山道(谷川沿いの雑木林)を下る、国道は歩道がなく大型車が多く危険。しかし昔の旅人の苦労や山の中の茶屋での情報交換など楽しい場面も知り得たような気がする。なんと言っても健脚だったと言うことだ。それぞれの人生にあった旅を楽しんでいたと言えよう。われわれもそれぞれの違った人生を持ちながら、互いを認め合い一緒の旅を続けている。不思議なものだといつも思う。わたしは人生も旅も『星の巡礼』に例えてとらえている。そして人間ひとり一人みんな違った星から流れ星となって何億光年かけてこの地球にやって来たんだと思う。地球で喜怒哀楽や愛、親切や思いやり、失敗や病気など沢山さんのことを学び、80年間ほどの留学を終え、また何億光年かけて自分の星に帰るんだと。帰ったら地球での成果をみんなの前で研究発表するんだ。なんのため地球に生まれたんだろう?人間って?人間はどこから来たの?何故苦しいことがあるの?死んだらどこへ行くの?何故病気になるの? 毎年夏になるとイカダ教室に沢山の中学生が琵琶湖に集まる。1000人近い『
星の王子さま』、『星の王女さま』が悩んでいること、学校で教えてくれないことを質問してくる。それに答えるのが『星の巡礼』の話である。この旅でのテーマも『与えられるすべてに感謝し全身全霊で体験しょう』、今日も弥次喜多、サネ&ショウスケは真剣に論じあいながら中山道塩尻峠までてくてく歩いた。約10時間、約27KMの行程であった。塩尻峠にある空き倉庫の中に設営した。今夜から明日にかけて雨だそうだ。おやすみ。 實&祥介