2019_10_19 田中祥介君一周忌墓参

われらの仲間、同志社ローバースカウトの田中祥介氏の一周忌。

霧雨に熟し柿も身を輝かすなか、生駒の田原の里、小高い丘の中腹にたたずむ墓に、

多くの仲間が参集した。

同期であり世話役である桑原氏の献花、焼香、故人の愛した酒を献じ、

豪放磊落にして繊細緻密な亡き友を偲んだ。

 

―姿より 香に生きる 花もある―

彼もまた、同志社ローバーの生き様、香に生きる姿が重なるのである。

 

故人をはぐくんだ《ふるさと 田原》の素晴らしい原風景を御母堂は句に託しておられる。

この日も、ご自宅の前であたたかくお声かけいただき、出迎えを受けた。

―梵鐘の 風を呼びたる 暮の秋―  初子

 

わたしも短歌に託して、中山道てくてくラリーに弥次喜多コンビを組んで歩いた

亡き友を偲んだ。

―君背負い 越えし峠や 中山道 見果てぬ君の 夢を求めて―   實久

―ふるさとの 田原に眠る 君なれど 日々忙しや 天にありても― 實久

 

墓参後、奥様の同席をいただいた宴席では、田中幹事長司会により、それぞれの故人の思い出に花を咲かせた。

席上、篠田会長より奥様へ長年の闘病介護に対する感謝の気持ちをお伝えした。

 

最後に、校祖新島襄作《漢詩・寒梅》を吟じ、一周忌をしめくくった。 (後藤記60期生)

 

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田中祥介君故郷・田原の里

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●田中祥介氏ー中仙道ラリー参加写真