<転送>弥次喜多です。

桑原さま、ご活躍うれしく思います。『京をめざします。京に住んでます。はるか京を眺めます』、中山道てくてくラリーを歩いていて必ず尋ねられ、答えたときの地元の人々の反応は、パーッと表情が明るく変わることでしょう。これは今も昔も変わらない憧れの反応ではないでしょうか。
京のもつ華やかななかに伝統と格式と歴史をもつ文化、芸術も華道も言葉や食生活でさえも京以外の人々には憧憬と尊敬の念をいだかれるのであろうと思います。
先日の献花式に対する感想のように、あなたはすでに一派の家元としてはもちろん、華人としてその精神に達しておられる。
『人花一如』、『人花一体』をそこに観ました。 相対峙し坐り、こころを一(ひとつ)にする禅僧の修行とかわらない。どうか磨きあげられたさらなる美しさを伝え、さらなる究極の美をめざし精進を重ねられることを念じます。
今回の『中山道てくてくラリー』への参加者は、同志社ローバーに関係するすべての方々であると思っています。先発隊、支援隊、本隊に分かれているにすぎないのではないでしょうか。
ドンキホーテのサンセバスチャンのように『見果てぬ夢をみ、見果てぬ夢を求めて』われわれ弥次喜多とワイルドローバー号はローバー一人一人の見果てぬ夢を背負って歩いているにすぎません。
みなさんと共に見果てぬ夢を見させていただき、弥次喜多こと田中祥介と後藤實久両名は美江寺宿の露営地より感謝の言葉をお伝えできることを嬉しく思います。
あと一週間、力のあるかぎり、導きのあるがままに京に達したく思います。
元気な姿で到着できるように、今日はここ美江寺宿にて休養をとりたく思います。近くのお寺の鐘の響きに聴き入りつつ
弥栄 弥次喜多