2014年夏・フランス編 72年度生 桂 茂樹

プレリュード
 
 2014年6月10日。神戸空港から札幌千歳空港の切符が7月1日出発7月31日リターン・スカイマーク航空のシニア割引(60歳以上)2万円(ANAなら9万4千円)でゲットできたので、稚内4日、礼文島7日、奥尻島7日、日高あたり4日位、いきあたりばったり4日位、札幌5日位、行ってこうと思ってニヤニヤしていた。
 ところが、翌6月11日になって別の考えが湧いてきた。一人旅と言っても日本国内なら、だいぶ先でも行けるやろけれど、海外は段々としんどなってくるんとちゃうやろか?昨日予約成立したばっかりやけど、キャンセルしよっ。そしてフランスに50日位行って来よ。
 何故か?フランスと言えば、私の好きなドラクロアシスレー、モネ、シャガールの躍動した地。歌手なら60年前のエディット・ピアフ(バラ色の人生、愛の賛歌)その弟子のイヴ・モンタン(枯葉)シャルル・アズナブール、50年前がフレンチポップスのミッシェル・ポルナレフ、40年前がサルバトーレ・アダモ(雪が降る)やエンリコ・マシアス(解ってるよジュ・ド・ヴォア)、映画では50年前のブリジッド・バルドー、40年前のアラン・ドロンやジャン・ポール・ベルモント、昼顔のカトリーヌ・ドヌーヴ、今でこそアメリ(2001年)のジャン ピエール ジュネ監督ぐらいしか聞かないが認識不足かも知れません。
 私の学生時代は本当にキラキラしてた。
 よっしゃあ!
 先ずはオルセー美術館印象派とギュスターヴ・クールベにどっぷり漬かり、その次に最近大人気のモン・サン・ミッシェルの夕陽、そしてボルドーで赤ワインをがぶ飲みし、プロバンスの真夏の太陽を思い切り浴びる。ここまできたらカンヌと亡き父が愛した街ニース。次に失業率ほぼゼロのモナコ公国がどんなに清潔かを調査。そして、ハイライトはシャモニーブランやま周辺を7~8日かけてハイキング。まだ日数が残っていたら、ベルギーに廻って、ブリュッセルアントワープブルージュ、ジェントの4都市を周遊。
 これでどや!?
 この決断が良かった。あのまま奥尻島やなんかを巡ってたら、例の豪雨被害にあって、どうにもならへんかったんちゃうでせうか。
 だって私、2014年3月、60年振り北海道を襲った猛吹雪で国道閉鎖のめに逢い、網走を4日間一歩も動けなかったんですもん。問題は良いエアーがとれるかどうかです。出発まで残り20日。いくら安うても中華航空やマレーシアエアラインなんかかなんしなぁ。
 家に籠もりきりでネット。見つけた!!
 ドーハ経由カタールエアー込込で12万円(JALと共同運行。JALでとったら47万円。サービスは全く同じ)。けど、皆様。一寸注意して下さい。小さな代理店やったら、クレジット手数料3%取らはる。電話して、振込先銀行を尋ねたとしたら、せいぜい八百円で済みます。今回の第一回目の失敗。三千円損した!!
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