旅の迷人 第初日 2014年夏・フランス編 72年度生 桂 茂樹

第一日目
 
 2014年7月1日18時30分 下鴨の家にMKのミニバスが来た。上鳥羽でトイレ休憩。ここで関空迄のバス代3600円払う。安い。だってドァトゥドァ。これがJRやと京都駅までタクシーでも使おうものなら5000円はかかる。
 20時15分関空着・チェックイン後カタ-ルエアーに22:05搭乗。定刻15分遅れ23:20離陸。この727機すごく清潔で、エンターテイメントも充実。(映画、音楽、ニュース、ドキュメンタリー等)リモコンも使い易い。(一個で全て兼用)CAさんに「これはどこの機体ですか。」と聞いたら「エアバスです。」とのリプライ。いえそれは分かってんねん。40年前はジャンボと呼んでたんやけど30年位前からバスと言う様になってん。そやのうてボーイングとか何とかエアクラフトメーカーを聞いてのですやん。
 ドーハ迄機内食は昔みたいに回数は多くないけど(メイン一回軽食一回のみ)・・・・・味はいい。またこのカタールエアーのサービスは、セカンドクラスでもワイン、ビール、ウィスキー飲み放題。これは私にとって、非常にありがたかった。おまけにJALとの共同運行便なので、日本人スチュワーデスが5人乗ったはった。
 私の隣席はスペイン人。女の子とも、女の人とも、微妙な24才のステファニー。フランスとスペインの国境スペイン側、ピレネー山脈の南側に住んでて、これから帰るとこやと言ふ。そのあたりバスク地方なんやろか。だとしたら住民投票までいったスコットランドやないけど、カナダ・ケベック州モントリオール等)や同じスペインのカタルーニャ地方(バルセルナ等)、なんかより独立運動にかけてはずっと先輩格。今はどんな感じなんやろか聞いてみたいけどデリケートなテーマなのでもう少し親しくなってからにしょっ。
 私は飛行機では、常に通路側に席をとるにゃけど、このステファニー、一回も「エクスキューズミー」と言ってトイレに行く事がなかった。何と肘掛けに足を置いて、背もたれをグワシと掴んで、私を跨がはんねん。普通の日本人なら、「無礼者!」とムッとするかも知れぬが、この娘にニコッとされるとそんな感じ全然せえへん。隣席を自分の都合でいちいち立たして迷惑かけられへんと配慮してんのか、それとも只のおてんばか?どっちにしろ、愛いやっちゃ。楽しくお話しし、赤ワインを氷で割って二人で飲んでいた。このまま行けばええ感じやったのに23時頃寝てしまいよった。何でやねん!、、、、、
 映画をつけたら、ちょっと明るすぎる。ステちゃんの眠りを妨げても悪いと思ったので、二回目やけど、櫻井よしこさんの「迷わない」を読む。前に読んだ時はそれほどとも思わなかった箇所に引かれたので櫻井さんの了解は後日に頂くとしP26を紹介しておきます。"気の進まない仕事を押し付けられるとプライドが傷つけられるという人もいるかもしれませんが、気の進まない仕事が未来永劫つづくわけでは、たぶんありません。(中略)プライドが傷つくというのも、自分に対する過小評価ではないでしょうか。自分のプライドはこんな小さな事で傷つくはずがない。もっと大事なことにプライドを懸ける、私はもっと大きな人間なのだと自分に言い聞かせてみましょう。たくさん用をいいつけられれば、それは自分が高く評価されている証拠だと確信しましょう。そう確信していいのです。なぜなら、普通、嫌な人には用をいいつけないものでしょう。"
 最後にちょっと脱線します。本日(2014,09,25)周防正行監督と主演の上白川萌音さんが二条東宝シネマに来るというので、話を聞きに行って来た。ヒロインの萌音さんは勿論の事、富司純子さん、草刈民代さん、田畑智子さん、竹中直人さん、そして周防監督から裏方さんにいたるまで、みんなものすごく努力されたのが。もう最高!!"舞子はレディ"バンザーイ