旅の迷人 第12日目  7月12日(金)  2014年夏  72年度生 桂 茂樹

 6:30起床 ええ天気です。今日は芸術の町モンマルトルに挑戦です。地下鉄に乗ってバルデスという駅まで来ました。
 何だか変なとこです。地上に上がるとサングラスかけた人ばかり。5~60m位の間この人らが、ビニールシートを敷いて、カメラ三脚だの偽バッグだの挙句は携帯電話を売っとおる。サングラスとかライターはまだ分かるけど、ケータイみたいなもん買う人いんにゃろか?どないして契約すんにゃろ。
 おとどナポリ行った時も同じような光景が見られましたが、もうちょっとまともやった。例えば、急に雨が降ってきたら、どっからか、傘を出して来て売り出しよるし、暑うなってきたら、エビアンの冷凍を市価の半額で販売しよる。ひょっとしたら水道水やろか。
 よう観たら此処はさきおとつい刺された北駅から500mと離れてへんやないか。こんな処は早うスルーしよ。サクレクール寺院の麓まで来たらトイレに行きとうなりました。カフェに入ったら店員まで目つきがおかしかったです。この辺はギャングの縄張りなのかも知れません。フーフー言いながら展望台まで上がりました。上のほうは上品でした。ここでプチトラン(ミニ列車)に乗って約35分上から下までらくして見学する。やっぱり下のほうは品位がありません。
 名所ムーランルージュはあっても、その周りはいかがわしい店と人だらけです。もう一度上に戻ってきてトランを降りて、画廊と似顔絵かきの名所テアトル広場を散策しました。
 さすがにギャラリーの絵はええものが多いです。今泊まっている宿マリガンが明日からいっぱいなので、帰り道は宿探しをしましたが、とても泊まる気になる様な所はありませんでした。仕方ないのでマリガンの近くの パンテオン地区の2つ星を予約しました。これで明日、あさっては安心です。ただし、1泊¥24000.。たまりませんなあ。  (了)

                                        宿マリンガ