2011年4月19日休養日 追分宿近くの『温 泉旅館ゆうすげ』にて

旅館の名前『ゆうすげ』の由来、夏に高原地帯(このあたりの標高は1000M)に自生し、黄色い可憐な花を咲かせる。群生しない一輪花、一日限りの一咲花(つぎつぎと命をつなぎ一週間ほど開花期があるしい)または夕暮花(昼間に咲くんじゃなく夕暮れに咲きはじめ次のお昼頃萎むらしい)とも言われる切ない花のようだ。クライマーなら誰でも知っているユリ科『にっこうきすげ』の仲間である。昔話を添えると、大昔ー花の干支を決める会議がもたれたとき、夕菅(ゆうすげ)は時間に間に合わず干支入り出来なかったそうだ。会議の長老はゆうすげに『おまえは人に見られぬ夕方に咲けばいい』と言ったそうだ。そこで一句『ユウスゲ(夕菅)や 可憐な乙女の 恥じらい哉』、やっぱり今日は頭を空っぽにして休みました。温泉三昧、読書三昧、座禅三昧、料理三昧そして夕菅三昧、サネ&ショウの語りは又の機会にします。おやすみなさい。實久&祥介